第41章

御影怜司は掛け布団を引き寄せ、胸元を隠した。

いつも氷のように冷たいその瞳が、なぜか責め立てるように見える。

「……裸で寝るのか?」

「それとも――俺に抱きついたまま?」

昨夜、酒井初音が酔いに任せて吐いた煽り文句。

そのほとんどが、いま目の前で現実になっていた。

だって……は、半裸だって裸じゃん!!

時間が、ぴたりと止まる。

数回、息をする間。

「!!!」

酒井初音は澄んだ瞳をぱちんと見開き、次の瞬間、怜司の深い氷の眼差しと真正面からぶつかった。

寝てた。

しかも無意識で、御影怜司を……襲った!?

「ああああああっ!!」

悲鳴が御影邸を貫いた。

初音は枕を抱き...

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